

今回のマスタークラスは受講応募者多数だったため、4月18日、19日と二日間に渡って開催されました。講師は、両日、神戸女学院大学ハープ科非常勤講師を務めるハーピスト福井麻衣先生です。
一日目は、渋谷区文化総合センター大和田・大練習室にて、8名の受講生のレッスンが行われました。受講生ひとりひとりの個性に寄り添いながら、体の使い方や演奏方法について、福井先生による実演を交えたご指導が展開されました。29名の聴講生も参加し、学びの多い充実した時間となりました。
■トゥルニエ:朝に
■ナーデルマン:7つのソナタ第2番 第1楽章
■パリッシュアルバース:セレナーデ
■フォーレ:即興曲
■トゥルニエ:森の中の泉のほとりにて
■ドニゼッティ:オペラ「ランメルモールのルチア」よりカデンツァ(抜粋)
■ナーデルマン:7つのソナタ第3番
■ダマーズ:シシリエンヌ・ヴァリエ
二日目は、会場を品川区大崎の日本ハープ協会事務所に移し、2名の受講生のレッスンが行われました。楽曲のメロディーをオーケストラで演奏するとしたらどの楽器になるか、など5名の聴講生も含めて音楽表現を深めるアイデアを出し合ったり、福井先生のお人柄が感じられる、和やかで実りあるレッスンでした。
■ワルター=キューネ:歌劇「エフゲニー・オネーギン」の主題による幻想曲
■ジャック・イベール: スケルツェット
今回のマスタークラスには、関東近郊だけでなく、北海道・静岡・福岡など遠方からも多くの方々にご参加いただきました。
福井麻衣先生をはじめ、ご参加くださった皆様、ご協力いただきました先生方に心より御礼申し上げます。日本ハープ協会では、今後もハーピスト同士の交流と技術向上を目的とした様々なマスタークラスを開催して参ります。